家族口座とは
IPOのコミュニティで使われる場合、家族口座とは、平等抽選枠を持つ証券会社に複数口座を持ち当選確率も上げる行為をさすことが多いようです。
友人名義などを使うことは、明らかにルール違反(違法行為)ですが、家族の場合微妙に判断に苦しむケースがあります。
家族とはいえ、本人の知らない間に名前を使って口座を開設/資産運用するのは重大なルール違反です。
例え知っていても、実態として取引を関知していないならば、例えお財布が一緒の家族の間であっても、立派な名義貸しにあたってしまいます。
このような状況を防ぐために、証券会社はそれぞれ
-同一の印鑑や、メールアドレス、電話番号での口座開設は
却下する
-氏名の筆跡チェック
-家族の同時申込みチェック
-口座開設最終段階で電話をかけてきてリスクの説明と本人確認
-支店での面談を条件とする
-原則的に同居家族の口座開設を認めない
のような対応をとることがあります。
完全に問題ないケース
夫がIPOで儲けているのを知り、妻が興味を持ってIPO投資を始めたいと
思った。
夫はIPO投資のやり方や口座開設すべき証券会社を妻にアドバイスした。
現在、妻は自分のお金で、自分の判断でブックビルディングに参加して
いる。
完全に不可のケース
妻や両親に印鑑や本人証明のコピーを用意してもらい、銀行と証券会社に
口座開設した。
妻や両親は、自分の名前でIPOというものをしていることは知っているが
どの銘柄で申し込んでいるのかは知らない。
蛇足ですが、特に店頭系証券会社の場合、本人確認は適切に行われています。
実態のない座族口座を作ろうとすると、本人確認時にばれますし、例え口座開設できたとしても、特に裁量ではまず当選できないでしょう。
IPO投資の実績がでて、奥さん(夫)やご両親にも、その恩恵を分けあたえたいと切に思う場合は、自分のお金で自分の判断でIPO投資ができるようになるまで、きちんと説明してあげてください。
上記を参考にしていただき、問題の無い形で家族が協力してIPO投資に取り組めば、当選確率もIPOの利益も大きく増えます。