IPO業績相場と需給相場
業績相場とは、利益や売り上げなどの業績の向上に伴って株価が上昇する相場の事です。
"企業価値は、その企業が将来にわたって生み出すキャッシュフローの現在価値に等しい"と考えれば、利益が上方修正されれば株価は上がり、逆なら下がるのは自然な事でしょう。
IPOも普通の株式ですので、あるタイミングで業種や成長性を加味した業績相応の株価に収束していきます。
ところが、上場初日からしばらくの間は、PER200倍とか、いくらなんでも業績では説明のつかない状況になることがあります。この状況を需給相場とか人気相場と呼びます。
上場直前はメディアにも盛んに取り上げてもらえますし、IPOを得意とした短期トレーダーの方々や、多くのIPO個人投資家も落選したIPOが欲しくなり、結果として大量の資金がこのIPOに流れ込みます。
初値をつけるまでの板状況をみれば明らかなように、株価は需要と供給のバランスに基づいて決まります。2000枚や3000枚の公開株数であれば、初値売りに出されるのは1000枚か2000枚ですので、そこに4000枚とか6000枚分の買い資金が入れば、業績や企業価値とは無関係に気配はどんどん上がります。
初値がついた後も、前人気につられ、買いが買いを呼んで更に高値を目指すこともありますし、逆に売りが売りを呼び株価が急落しストップ安に陥る場合もあります。
若い成長企業への長期投資は株式投資の王道とも言っても良いと思いますが、買いのタイミングは、需給相場から業績相場に移行してからでも十分間に合います。
2006年の野村不動産ホールディングス,出光興産のような超大型IPOの市場からの吸収金額は、小型IPOの100社分以上に相当します。
超大型IPO上場時は、需給悪化を想定して慎重なスタンスで望むのも賢明かと思います。
上場していない有力企業は、ヨドバシカメラ、佐川急便やサントリーの様にまだまだたくさんありが、このクラスの企業が上場した場合の市場からの吸収金額は、半端ではありません。
需給相場(ミニバブル)はIPO投資の醍醐味でもありますが、セカンダリー投資はギャンブルと、割り切った冷めた目も必要と思われます。
"企業価値は、その企業が将来にわたって生み出すキャッシュフローの現在価値に等しい"と考えれば、利益が上方修正されれば株価は上がり、逆なら下がるのは自然な事でしょう。
IPOも普通の株式ですので、あるタイミングで業種や成長性を加味した業績相応の株価に収束していきます。
ところが、上場初日からしばらくの間は、PER200倍とか、いくらなんでも業績では説明のつかない状況になることがあります。この状況を需給相場とか人気相場と呼びます。
上場直前はメディアにも盛んに取り上げてもらえますし、IPOを得意とした短期トレーダーの方々や、多くのIPO個人投資家も落選したIPOが欲しくなり、結果として大量の資金がこのIPOに流れ込みます。
初値をつけるまでの板状況をみれば明らかなように、株価は需要と供給のバランスに基づいて決まります。2000枚や3000枚の公開株数であれば、初値売りに出されるのは1000枚か2000枚ですので、そこに4000枚とか6000枚分の買い資金が入れば、業績や企業価値とは無関係に気配はどんどん上がります。
初値がついた後も、前人気につられ、買いが買いを呼んで更に高値を目指すこともありますし、逆に売りが売りを呼び株価が急落しストップ安に陥る場合もあります。
若い成長企業への長期投資は株式投資の王道とも言っても良いと思いますが、買いのタイミングは、需給相場から業績相場に移行してからでも十分間に合います。
2006年の野村不動産ホールディングス,出光興産のような超大型IPOの市場からの吸収金額は、小型IPOの100社分以上に相当します。
超大型IPO上場時は、需給悪化を想定して慎重なスタンスで望むのも賢明かと思います。
上場していない有力企業は、ヨドバシカメラ、佐川急便やサントリーの様にまだまだたくさんありが、このクラスの企業が上場した場合の市場からの吸収金額は、半端ではありません。
需給相場(ミニバブル)はIPO投資の醍醐味でもありますが、セカンダリー投資はギャンブルと、割り切った冷めた目も必要と思われます。