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IPOセカンダリーは心理戦?

IPOの初値買いや、上場日から数日の間に売買を繰り返す株式投資手法を狭義のIPOセカンダリー投資と呼ぶことがあります。

比較的小型なIPOは上場直後の値動きが特に激しいため、デイトレーダーと呼ばれるプロ級個人投資家にも好まれる事が多いようです。

セカンダリー投資は、長期で保有する株式投資とは大きく異なり、企業の業績変化よりもそのIPOの売買に参加する短期トレーダーの考えや駆け引きで株価の動向が大きく左右されることから、心理戦的側面が大きくなります。

売買の参考にされなくて結構ですが、YAHOO!ファイナンスIPOの掲示板には、売り買いの煽り投稿や、意図的な誤情報、ポジショントークにあふれています。厳密に言えば、相場操縦に近いとも言えなくもないのですが....

セカンダリー投資を心理戦と管理人が形容したのは、それなりのお金をかけたポーカーをイメージしていただければわかりやすいと思います。

トランプゲームとしてポーカーを楽しむこともできますが、醍醐味はやはり映画などにでてくるギャンブルとしてのポーカーでしょう。

他のプレーヤーの手を予想し(→他のトレーダーが売るか買うか流れを読み)、掛金をつり上げたり(→買い増し)、少額の損で勝負を下りたり(→売却,損きり)します。

確かにポーカーでも心理戦が上手で、大金がかかるほど強くなるタイプの方はいらっしゃいます。プロ級の方にとって賭けポーカーはゼロサムゲームではなく、儲かる確率の高い堅い仕事なのかもしれません。

但し、いつも儲けるギャンブラー(短期トレーダー)がいるためには、カモになる初心者や心理戦に弱い方が多数参加し続けることが必要です。

負けがこめば、諦めて撤退するか資金が尽きてしまうはずですから、IPOセカンダリー投資も簡単に儲かるという噂に安易に始めるカモ的な方が多くいないと、旨味がでてきません。

投資もギャンブルも自己責任の世界ですので、セカンダリー投資もデイトレードも全く否定しません。実際、宝くじや競馬などよりも手数料(もしくは胴元の取り分)が圧倒的に低く、いかさま(相場操縦とか)も少ないため、良質な投機だと思っています。

同時に、日中板が見られない方にとっては、デイトレード、特にセカンダリー投資は非常に不利であることと、ギャンブル性が強く業務時間中も株価が気になる等のデメリットも考慮する必要があるのではないかとも思っています。

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IPO投資の常套文句に、"リスク無しに儲かる"類のキャッチコピーがありますが、リスクのない投資は存在しません。 他の投資と比べて、ちょっとした努力と知識で損をするリスクを大きく減らす事が可能なのが、IPO投資のもう一つの特徴です。

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