資金量とIPO作戦
これからIPO投資を始めようとされている方にとって重要なことに、各証券会社の新規公開株の抽選方針と傾向を知り、自分の資金量や作戦にあったできるだけたくさんの証券会社に口座を開設することがあります。
平等抽選方式
マネックス、松井、オリックス、カブドットコム、ジェット、GMOインターネット,ひまわり、ジョインベスト、岩井、証券
野村(ネット)、日興コーディアル(ネット)、新光証券(ネット)、エイチ・エス(ネット)、コスモ(ネット)、アイザワ(ネット)、高木(コールセンター)等
1口座1抽選権で、ネット証券会社に多いタイプ。
資金の少ない投資家にもハンデがほとんど無く、努力した人の勝ち！
このタイプの証券会社では、手持ちの資金をいかに活用して当選確率を上げるか情報収集と資金移動が当選の鍵となります。
- 初値予想、目論見書 →公募価格割れリスク回避
- 証券会社別配分枚数 →当選確率推定
- 証券会社毎のルール把握 →資金効率アップ
お得意様優先抽選方式
イートレード,楽天証券
大和(ネット),三菱UFJ,SMBCフレンド,東海東京証券等
資金量の多い方に有利になるタイプです。
大口のお得意様への優遇はどこの世界にもありますので、資金が少ないうちでも気にせず、申込みしましょう。
資金に余裕のある方は、各社の仕組みを理解して、平等抽選方式証券会社とあわせて上手に活用すれば、当選確率が大きくあがります。
店頭裁量配分方式
野村、大和、日興コーディアル、新光、三菱UFJ、みずほインベスターズ、SMBCフレンド、岡三、東海東京、いちよし、丸三、丸八証券等の支店口座
店頭系証券の体面取引の場合、IPO配分の多くはいわゆる抽選ではなく、営業担当者の判断での配分になります。
店頭系証券で営業担当者がつき、IPO以外の取引をしているケースの多くはこちらにあたることが多いです。
顧客へのIPO裁量配分について基本方針は各社ともＨＰ等で発表していますが、具体的な基準や実際の運用ルールはなかなかわかりづらいところがあります。
IPOだけほしいと正直にお願いしてもまず当ててもらえませんが、新規口座開設直後、新規顧客開拓の主旨でＣ級IPOやばらまき銘柄が配分されることがあります。
ＩＰＯ以外の取引を行わないと、残念ながらその後パタッと当選しなくなるようです。
- 自分の資金量
- 適した証券会社選び
- IPO以外の運用金額と支払った手数料
- 担当者さんとの人間関係(決裁権は上長)
- IPOを当ててもらうための交渉
- IPO(だけ)狙いと悟られないこと
などが大切です。
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