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IPO上場中止/延期

やっとのおもいで当選したIPOの上場中止や延期は、本当に残念な事です。

IPOの上場中止/延期/取消の理由として多いのは、
  • 上場前に不祥事や目論見書誤り発覚
  • 地合い悪(→ブックビルディング低調で証券会社が販売に苦戦)
です。

ゲームオンの場合は、顧客情報を流出するという事件のため東京証券取引所から上場承認を取り消されましたし、姉歯事件の時も、新規上場承認済の2社が上場中止になりました。

2006年は新規上場承認を受けた後で、3%弱(5社)の企業が上場中止/延期になった事になります。2001年〜2006年では上場中止/延期39社で4%となります。

では、ここでクイズです。
2001年は、新規上場承認をうけた会社の何%が中止/延期になったでしょうか

A. 2%
B. 3%
C. 5%
D.10%

ヒント:2001年は、IPO冬の時代の代表格です。

答え 10%

正確に言うと、新規上場承認214社中、中止21社で、9.8%となります。

中止になった21社中18社は、2001年9月14日〜10月29日に集中しており、同期間内に予定通り上場を果たしたのはたったの20社でしたので、何と47%企業が上場を中止か延期したことになります。
上場予定日が2001年9月14日〜10月29日と言うことは、上場中止の判断をしたのはその2〜4週間前と言うことになります。

参考までに2〜4週間前の2001年8月24日〜9月30日の初値は、

初値上昇           3社 (13%)
初値公募価格と同値  1社 (5%)
公募割れ         18社 (82%)   -73%の銘柄もあり

でした。(信じたくないような数字です)

損する確率87%であれば、誰もブックビルディングに参加しなくなってしまいます。上場中止判断も納得ですね。

"IPO抽選でゲット&初値売り"も投資であることに変わりありません。
事前に情報収集している賢明な方にとってはIPOは比類の無い有利な投資ですが、投資である以上絶対はありません。
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IPOデータ分析

データはあらゆる投資判断のために有用です。IPO投資においても公募価格,初値,上場社数,市場など参考になる情報が豊富にありますので、分析して銘柄の見極めに活用しましょう。

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