資金量別 新規公開株獲得作戦
最近のIPO配分枚数データは、
- 主幹事証券平均 73.3%
- 副幹事証券平均 11.5%
- 幹事証券平均 2.6%(1〜6%)
となっており、主幹事、副幹事を除いた幹事証券社数の平均はIPO1社あたり5.9社で、合計15.2%となっています。
IPO配分枚数でも2:8の法則(パレードの法則)は生きているようで、主幹事と副幹事にだけIPOを申し込むだけで84.8%カバーされています。
ここで問題になるのが、証券会社の抽選方法や配分方針は大きく異なる事です。(仮に証券会社すべてが平等抽選方法であれば、主幹事と副幹事だけへの申込みでも十分なわけです。)
主幹事になる証券会社は、野村,大和,日興,新光などの大手店頭系総合証券会社が多く、それらのIPOの80-90%は、機関投資家や資産家のお得意様に裁量配分されます。
とはいえ、8-20%位は抽選に回していますので、まだ平幹事平均の2.6%よりは多くなり、IPO抽選で主幹事は外せない意味はここにあります。
ネット証券や店頭系証券の抽選申込みについては3つのタイプに分かれます。
1口座1抽選権の平等抽選タイプ(資金が少ない人に有利)
マネックス,オリックス,松井,コスモ,カブドットコム,GMO,ジョインベスト等
緩やかな優遇制度タイプ (資金が多い人にやや有利)
大和,三菱UFJ,東海東京,SMBCフレンド等
強烈な優遇制度タイプ (資金が多い人に圧倒的有利)
イートレード、楽天、総合証券支店の体面販売
管理人が考えるIPO獲得作戦
IPO資金がまだ少ない場合の作戦
- 作戦に合った口座を15社くらい開設
- 資金移動しながら主幹事、副幹事に申込み
- 比較的配分枚数が多い平等抽選ネット証券に申込み
IPO用の資金量が少ない段階で楽天やイートレードに注力すると、当選するまでに100連敗となってしまう事があります。
資金が少ない時期こそ、多くの証券会社に口座を持ち、当選確率の高い引受証券に申し込むことが大切です。
IPO資金が貯まってきた方の作戦
1.セールスされるのが嫌いではなく交渉事に性格が合えば、
"中堅"証券会社の裁量配分に挑戦
2.口座数を更に増やし、資金量が少ない場合の作戦に加え、イートレードでポイントをためる
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